墨家

一般

墨家

ぼっか

諸子百家、先秦諸子の一。

開祖墨子。その主な主張は『墨子』中の十論(もと三十篇、現存二十三篇)に述べられる兼愛・非攻・節葬・節用・非命・非楽・天志・明鬼・尚賢・尚同である。これらの幾つかは儒家の主張と対立し、因って墨家儒家は激しく対立したとされる(『孟子』等)。

が、墨家儒家共に開祖の死後多くの分派が分かれ、同学派内での対立も起こった(『韓非子』顕學篇等)。

秦による統一後は資料上に活動を確認できなくなる。

墨家集団に関する研究は数多いが、渡辺卓氏のそれは傭兵墨家集団論とでも言うべきもので、現在は疑問視されているものの(墨家が守城を行った事実が資料上に殆ど確認できない)、後学への影響が非常に大きかった。酒見賢一氏の『墨攻』は主に渡辺説に基づいて書かれている。