牧野虚太郎(まきの・きょたろう、本名:島田實、1920年 - 1941年8月20日)は詩人。東京出身。慶應義塾大学中退。
荒地詩集に作品が載るが、当時既に世を去っていた。詩誌『荒地』の前身である戦前の詩誌『LUNA』や『LE BAL』に発表された作品は、モダニズム詩の極限にある小品を十数篇遺すのみである。鮎川信夫編の詩集に大部分を載せるが、遺漏もある。
象牙の雑草I
象牙の雑草II
象牙の位置
破れた靴下
フルーツ・ポンチ
葉脈と時間
碑
独楽
鞭のうた
花
復讐
神の歌
聖餐
鮎川信夫編『牧野虚太郎詩集』(国文社 1978年10月)
北村太郎『ぼくの現代詩入門』(大和書房 大和選書1982年7月)
(「象牙の位置」所収)
尚、田村隆一『若い荒地』(講談社文芸文庫、2007年)にも、幾つかの牧野の詩篇が収載されている。