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本歌取り

アート

本歌取り

ほんかどり

和歌連歌などの技巧の一つ。

すぐれた古歌や詩の語句、発想、趣向などを意識的に取り入れる表現技巧。

新古今集の時代に最も隆盛した。

転じて、現代でも絵画や音楽などの芸術作品で、オリジナル作品へのリスペクトから、意識的にそのモチーフを取り入れたものをこう呼ぶ。

オリジナルの存在と、それに対する敬意をあきらかにし、その上で独自の趣向をこらしている点が、単なるコピー(パクリ)とは異なる。本歌取

藤原定家による定義

藤原定家は、『近代秀歌』・『詠歌大概』において、本歌取りの原則として

  • 本歌と句の置き所を変えないで用いる場合には2句未満とする。
  • 本歌と句の置き所を変えて用いる場合には2句+3・4字までとする。
  • 著名歌人の秀句と評される歌を除いて、枕詞・序詞を含む初2句を本歌をそのまま用いるのは許容される。
  • 本歌とは主題を合致させない。
  • 本歌として採用するのは、三代集・『伊勢物語』・『三十六人家集』から採るものとし、(定家から見て)近代詩は採用しない。

としていた。