能登半島地震で大きな被害を受けた石川県奥能登地方の小中学校再開を巡り、県教職員組合奥能登支部が出勤の強要について教職員にアンケートし、約4割が「強要があった」「強要を感じた」と答えていたことが分かった。再開がより早かった自治体の教職員の方が「強要があった」という回答が多く、災害時に学校を急いで再開することの課題が浮き彫りになった。(日下部弘太、加藤祥子、酒井博章) アンケートは、奥能登地方の輪島市、珠洲(すず)市、能登町、穴水町の4市町の小中学校で働く教職員を対象に1月中に実施した。組合によると、全教職員は290人、組合員は186人で回答したのは75人だった。 出勤強要についての教員アンケート…