赤松健「魔法先生ネギま!」用語。
ヒロインである神楽坂明日菜が持つ特殊能力であり、「極めて希少かつ極めて危険な能力」と称される。
明日菜の無効化能力は、敵意のある魔法(呪術、気を用いた技なども含む)を自動的に打ち消し、逆に善意による魔法はそのまま受け付けるというもの。
敵意と善意が曖昧な魔法の場合、本人が意識的に受け入れようとしなければ自動的に無効化能力が働く。
「善意による魔法だが、本人にとって有害なもの」に対してどう反応するかは不明瞭である。
適用範囲が結構ファジーな能力であり、あるいは、現状の明日菜は魔法無効化能力を完全に発動させきっていない可能性もある。
例えば、打ち消せるのは本人の心身に直接的な危害を与える効果に限られ、着ている衣服を損傷させるような効果までは打ち消せない。実体の物質を操ることで間接的に襲ってくるような効果にも干渉できないようだ。
イレギュラーな出来事として、仮契約カードによる召還に対しては抵抗しても無効化できなかったというケースがある。
TVアニメ版では、原作には無い設定(悪魔との契約で手に入れた能力であるなど)が描かれているが、作者によるとアニメ版は「準公式設定」扱いになるため、公式設定の一部が先行公開されている可能性もある。
ちなみに、TVアニメ版の魔法無効化能力は「有益な魔法も無効化してしまう」「本人の近くにいるだけで魔法が使えなくなる」という原作との違いがあった(例外あり)。