麻布という地名が大体定着したのは江戸時代初期にさかのぼります。元々の地名の由来はかつてこのあたり一帯で人々が麻を多く植えて布を織っていたからと言われています。その後江戸の発展と共に武家・大名屋敷が増えていきました。幕末にはアメリカ公使館が麻布善福寺におかれたこともあります。今もなお非常に多くの大使館が点在しているのはそのせいかもしれません。明治になってからは東京府麻布区となり武家屋敷跡地が次々と外国の大使館や住居になっていきました。と同時に高級住宅地として名を馳せるようになり洒落た独特な雰囲気を持つ地域として現在に至っています。先月開業したばかりの麻布台ヒルズは今のところ日本一の高層ビルとあっ…