はっきり言おう、この世は「間違い」であふれていると。 たしかに、数学のように計算には正解があるかもしれない。ただ、それ以外の事柄では、絶対的な正解などない。 逆に言うと、私たち一人ひとり、そして生きているその瞬間の数だけ、それぞれの正解がある、ということだ。 小さいころから、学校の試験の連続で、正解と間違いを経験してきた私たちには、どうしても絶対の正解を求めてしまう癖がついている。そして、いざ社会人になってみるると、100点満点の正解など全くない事態に直面する。ダイハツのように、社内で正解だと思った論理が、社会では通じない、なんてことを自分で経験したり、ニュースなどで見たりしたことはあると思う…