満州国に設けられた情報機関。 1937年(康徳4年)12月に保安局が設置された。秘密組織であるため、警察の一部局に偽装していた。関東軍と密接な関係にあり、関東軍の特務機関のメンバーが指導に当たった。保安局の第一線の地下組織は「特別偵諜班」と呼ばれ、その長である総班長及び班長は全て日本人で構成された。職員養成機関として、1944年(康徳11年)に「緑園学院」が極秘裏に設置された。