無任所大臣

社会

無任所大臣

むにんしょだいじん

無任所大臣とは、広義では、行政事務を分担管理しない国務大臣のこと。また、狭義では、いずれの行政機関にも属しない国務大臣のこと。

行政事務を分担管理しない国務大臣の例としては、内閣官房長官内閣府特命担当大臣がある。

内閣官房長官は、内閣官房事務を統轄する職として内閣官房に設置される(内閣法第13条)ものだが、内閣官房に係る事項についての主任の大臣は、内閣総理大臣とされている(内閣法第23条)ため、内閣官房長官は、行政事務を分担管理していないことになる。

また、内閣府特命担当大臣は、内閣総理大臣を助け、命を受けて一定の内閣府事務を掌理する職であり、内閣の重要政策に関して行政各部施策の統一を図る場合に、内閣総理大臣によって内閣府に設置され、国務大臣をもって充てることとされている(内閣府設置法第9条)。

なお、「○○担当大臣」と呼ばれる国務大臣*1が置かれていることがあるが、これは、特定の国務大臣にそのような担当を命じているということであって、特命担当大臣として内閣府事務の担当を命じているものではない。

*1:閣僚名簿では、「○○担当」と表記