1961年(昭和36年)公開の映画。松山善三が監督を担当。
太平洋戦争末期から終戦間もない昭和20年前半にかけて、耳の聴こえない妻とその夫との夫婦愛を描いた作品。映画に手話を取り入れて、耳が聴こえない人のために、分かりやすいように字幕を入れるなど障害者のためにも見れる映画の先駆け的な作品だった。
出演した小林桂樹は、死後、かつてのインタビュー番組を通じて、これが日本で手話が大きく広まるきっかけを作ったと述べている。
出演は、小林桂樹、高峰秀子、草笛光子、加山雄三など。のちに続編も制作された。