報道陣に公開された大阪・関西万博会場の大屋根リング工事の模様=8日午前、大阪市此花区の夢洲(恵守乾撮影) 2025年大阪・関西万博の開幕まで13日で1年。海外パビリオンの建設遅れは、1970年大阪万博でも浮上した課題だ。当時は「突貫工事」で追い込みをかけたが、労働災害が相次ぎ複数の死者を出した。今回は建設業界などで残業規制を強化する「2024年問題」に直面。労働環境は大きく様変わりし、安全確保を大前提にどう工期に間に合わせるか、開幕ぎりぎりまで難しいかじ取りが続きそうだ。 会場整備の状況は? 《外国展示館の建設の遅れが目立つ。 (中略)かなり深刻だ》 1969(昭和44)年3月15日のサンケイ…