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野戦築城

一般

野戦築城

やせんちくじょう

「築城」となっているが、別に天守閣をもった城郭や永久要塞を建設するわけではない。

戦場で用いる一時的な陣地を建設すること。古代においてもローマのように野営地に防護を施すケースはあったが、普通は火力が増強されてから出現した動きを指す。簡単に言えば敵の砲火から身を守るための手段。

第一次世界大戦では異常発達を遂げ、アルプスから北海まで連続した陣地が戦線双方に出現してしまった。

機動戦の側に天秤が傾く技術革新が発生すると、しばしば無用論が唱えられる。が、電撃戦もオールタンクドクトリンも、いずれも対戦車陣地による大きな出血を経験しており、一筋縄ではいかない。

あるいは現在進行中のいわゆるRMAは、究極的な機動戦を指向する動きであり、ついに固定陣地を過去のものとしてしまうかもしれないが。


概略

「野戦」となっているので、攻城戦の時にやる攻城砲陣地や近接壕の設置よりも、野戦向きの塹壕などの設置を指すことが多い*1

以下のような拠点が設置されるが、時代や目的によって変化する。

  • 敵の機動の妨害:地雷原、鉄条網、壕、柵、対戦車障害物など
  • 火点と防護施設:塹壕、待避壕、掩蔽壕、土塁、トーチカ、ダッグインした戦車、その他カモフラージュ全般

その他、早期警戒のための監視哨(アウトポスト)を設置したり、センサー類を設置したり、じゃまな植生を除去したりといったことも行われる。

*1:いや攻城戦の時でも、後詰めが来たときに備えて攻囲軍が野戦築城する方が普通ですが