有機ラジカル電池

サイエンス

有機ラジカル電池

ゆうきらじかるでんち

有機ラジカル化合物を活物質(蓄電材料)とし、ラジカル(不対電子)の酸化/還元反応を利用して充電/放電を行なう電池で、化学反応の速度がほかの電池に比べて10倍以上高速であるため、短時間充電や大電流で利用できるのが特徴。安定なラジカル化合物を利用するタイプを同社が2001年に提案したという。今回開発した有機ラジカル電池は、ラジカルを高分子鎖に結合させたプラスチック材料(ポリラジカル)として、PTMA(ポリテトラメチルピペリジノキシメタクリレート)に特殊な化学処理を行ない耐久性を高めるとともに、高出力を出せる電極を採用することで、安定性と高出力を可能にしたという。また、プラスチック材料を活物質としたことで、異常時にも発煙や発火の危険性がなく、水銀/鉛/カドミウムなどの有害物質も使用していないなど、安全性が高く、環境にもやさしいとしている。