有田鉄道

地理

有田鉄道

ありだてつどう

和歌山県のバス会社。かつては鉄道路線を有していたが、2002年12月31日限りで廃止され、バス部門(路線バス・貸切バス)のみとなった。

有田鉄道は、沿線で穫れた木材蜜柑等の農産品を積出港である湯浅まで運搬する目的で敷設され、紀勢本線開通後は、藤並から国鉄線を通して、蜜柑を満載した「蜜柑列車」によって全国に蜜柑が発送されていた。しかし、次第にトラック輸送に取って代わられ、1984(昭和59)年に貨物営業は廃止された。

廃止時点での路線は藤並〜金屋口5.6km。平日は1日2往復(最終列車は藤並12:00発)、第2・第4土曜日と日曜・祝日は全便運休(並行する道路をバス代替)という、もはや公共交通機関としての使命を完全に放棄した鉄道になっており、通学客の利用すらもない状況で、鉄道廃止の意向を示した時も、地元から廃止反対の声は殆どのぼらなかった。