父親が亡くなってから、暇な時間に荷物の片付けや書類の処分を励行してきたが、年内にはとても終わりそうにない。古い箪笥の抽斗をあけると、昔の領収書や会計簿の類いに加え、写真などが出てくる。これは父親というよりも母親が大事に収集していたようにも思うが、小生らの幼少の頃や近所の人などがたくさん写っているので、懐かしくなってついつい手を休めて見入ってしまう。これではますます終わらない。 理由はよくわからないが、昭和の時代の新聞や広告がそのままごっそりと入っていることもある。NHKの番組欄などを眺めると、昔懐かしい「NHK特集」(NHKスペシャルの前身 1989年3月まで)の文字もみかけて、ああ、シルクロ…