かつて映画評論家・淀川長治(以下、淀長さん)は「映画から様々なことを学んだ」「映画が教えてくれた」とか言っていたような気がする。読書も同じで、能動・受動の違いが多少あるが、映画を通して知ること、学ぶことは多い。 淀長さんは「エログロ映画は別として、どんな映画も作者の意図があり、どこかしらに見るべきところ、価値がある」と言っていた。 日曜洋画劇場の解説では、あまり気の進まない映画でも、解説を聞くとみてしまうというケースもあった。 先日15日、埼玉会館・小ホールで映画「1 7歳のウィーン」という映画を見た。このタイトルだけでは、見に行かなかったかもしれない。 ネットで、その日の上映の2:30分の回…