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羅陵王

一般

羅陵王

らりょうわう

中国・北斉後期の武将;「高長恭」〔カウチャウキョウ〕のこと。東魏・興和年間(539〜543)ごろ生まれ。現代人好みの、中性的な、凄いイケメンだった。ために部下が従わず、その対策として「恐面」〔こわもて〕で奇抜な面を着け、それで戦場へ赴き、無理から部下をきっぱり指揮して連戦連勝、大いに話題になり、重用され→尚書令↑太尉と出世していく。だが強引すぎる無慈悲な命令と、その美貌および名声に対して反感をもち、第五代皇帝・後主など恨みを抱える者があって、鴆酒〔チンシュ〕という毒酒を飲まされて死んでしまう。573年に亡くなっている。よって30〜34歳という若さで亡くなった訳だ。この悲運話は当然、人口に膾炙して、京劇の題材として偲ばれていく。この際、遺品の鬼面が当然もちいられたのだ。そして日本の舞楽にも伝わり、「蘭陵王」・「欄陵王」・「羅陵王」・「陵王」(+入陣曲)などの題で演ぜられている。