李陵
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前漢の武将(?−74BC)。また、彼の名を冠した、中島敦の小説(遺作)。
匈奴に囚われ、匈奴には厚遇されるも、望郷の思い断ちがたい李陵、李陵を弁護して漢の武帝の怒りに触れ、宮刑に処せられた司馬遷、一切匈奴に心を許さず、帰郷を果たした蘇武の3者のありようが活写されるという小説である。
中島敦の作。初出:昭和18年7月「文学界」
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