●日本の水田に散布されたダイオキシンの量はベトナム戦争時の8倍にもなる そこで、日本の水田に散布されたダイオキシンの量は、アメリカ軍がベトナム戦争で散布した枯葉剤の中のダイオキシンと比べてどちらが多いのかという計算をしてみた。その結果、二度びっくりすることになった。 計算によると、日本の全土に散布されたダイオキシンは平成 9年(1997年)で1万平方キロメートルに1年間で0.21キログラム(相当)という量だった。ダイオキシンの量を示す単位は面倒で、普通「TEQ」というが、ダイオキシン自体が多くの化合物の総称なので、毒性で換算した重さをいうことになっている。それが相当キログラムというわけである。…