竜巻注意情報

サイエンス

竜巻注意情報

たつまきちゅういじょうほう

竜巻注意情報とは、積乱雲の下で発生する竜巻、ダウンバースト等による激しい突風に対して注意を呼びかける情報の事。気象庁から発令される雷注意報を補足する情報として、全国各地の気象台が担当地域を対象に発表します。

注意情報の効果的な利用法

激しい突風をもたらす竜巻などの現象は、発現時間が短時間である他、発現場所も積乱雲下と極めて狭い範囲に限られます。一方、この情報は都道府県別で発表されるので、竜巻注意情報が発表された地域でも必ず竜巻などの突風に遭遇するとは限りません。したがって、竜巻注意情報が発表された場合には、まず簡単にできる対応として、周囲の空の状況に注意を払ってください。さらに、空が急に真っ暗になる、大粒の雨が降り出す、雷が起こるなど、積乱雲が近づく兆候が確認された場合には、頑丈な建物に避難するなどの身の安全を確保する行動をとってください。また、人が大勢集まる屋外行事や高所作業のように、避難に時間がかかると予想される場合には、気象情報や雷注意報にも留意し早めの避難開始を心がけてください。

注意情報と注意報

竜巻注意情報『竜巻注意報』と誤解される方が多いが、この様に発表方法の違いには予測の難しさが理由として挙げられます。上記にも記した様に、竜巻というのはごく限られた範囲で、短時間のうちに発生し収束する激しい気象現象です。その為、気象予測においては、時間的・空間的スケールの小さい現象ほど予測しづらいという原則があります。この為、竜巻を事前に予測するのは、大雨などの予測と比べてはるかに難しくなります。一方で、非常に強い寒気や積乱雲など竜巻の発生条件を見定めるのは容易であるが、竜巻が発生しない方が確率的には非常に高いです。そこで気象庁注意するべき情報『注意報』ではなく、注意報に対して補足する情報『注意情報』の扱いで発表しています。