大阪府和泉市内で、明治以来綿織物業を営んできた久保惣株式会社(当時の代表者 三代目久保惣太郎1926〜1984)より、昭和57年(1982)10月に美術品約500点(第一次久保惣コレクション)と建物、敷地、基金が和泉市に寄贈され、開館した。和泉市は、和泉市文化振興財団を設立し、市の文化拠点として美術館の運営を行っている。
開館以来、日本、中国をはじめとする東洋古美術の美術館として、活動を行い展覧会活動を重ねている。久保惣株式会社の協力のもと新たな作品の蒐集も進み、現在の収蔵品は国宝2点、重要文化財28点を含む総数約3500点にのぼる。