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姜文

映画

姜文

ちあんうえん

「チアン・ウエン」「チャン・ウェン」と書かれることもある。ピンインはJiang Wen。

俳優・映画監督(1963-)

河北省唐山生まれ。俳優の姜武(チアン・ウー)は実弟。

中央戯劇学院演技科を卒業後、中国青年藝術劇院の俳優として多くの舞台に出演。『末代皇后』(1985)の溥儀役で映画デビュー。謝晋監督の『芙蓉鎮』(1986)で当時のナンバー1女優であった劉暁慶と共演し、百花賞主演男優賞を受賞。張藝謀監督の『紅いコーリャン(紅高粱)』(1986)に主演し、世界的に脚光を浴びるようになった。『春桃』(1988)で再び百花賞主演男優賞を受賞。1992年に中国国内で大ヒットした連続テレビドラマ『ニューヨーク北京人(北京人在紐約)』により国民的スターとなる。

映画監督デビューは『太陽の少年(陽光燦爛的日子)』(1994)。王朔の小説『動物凶猛』を原作とし、文革時代の北京での青春を瑞々しく描いたこの作品は、主演の夏雨がヴェネチア映画祭で主演男優賞を受賞。フィルムの大量消費・エンドレスカットを行い、何十回と演じさせて撮り直す耐久撮影スタイルで、夏雨は監督を絶対殺してやろうと思ったという。

再び張藝謀と組んだ『キープ・クール(有話好好説)』(1997)に主演した後、陳凱歌始皇帝暗殺』に出演する予定だったが突然降板。1998年から唐山で監督第二作品『鬼が来た!(鬼子来了)』撮影に入る。

『鬼が来た!(鬼子来了)』(2000)現場の大変な状況については香川照之の『中国魅録―「鬼が来た!」撮影日記』に詳しい。姜文はこの作品で見事カンヌ映画祭グランプリを受賞。しかし、日本兵中国農民の交流と戦争の狂気という内容、そして中国当局の許可なくカンヌに出品したことから、7年間の映画活動(監督)禁止処分を受けた(が、2006年には監督活動を再開)。

ミッシング・ガン(尋槍)』(2001)に主演、『ヘブン・アンド・アース(天地英雄)』(2003)で中井喜一と共演、『緑茶』(2003)、『ジャスミンの花開く(茉莉花開)』(2004)と精力的な活動を続け、2007年8月、監督第三作『太陽照常昇起』を第64回ベネチア映画祭に出品。9月21日より中国にて劇場公開開始。

(太陽照常昇起サイト:http://thesunalsorises.emp.hk/