NHKスペシャル「未解決事件シリーズ10・下山事件」のドラマとドギュメンタリーを見た。折角見たので、備忘の為、内容と感想を残しておく。 まずは、第2部のドギュメンタリー。 下山事件は、1949年7月、下山定則国鉄総裁が国鉄線路上で轢死体で発見されたが、自殺・他殺とも断定されず、犯人不明の迷宮入り事件である。 このドギュメンタリーは、他殺説を取り、殺害はGHQ支配下のキャノン機関あるいはCICが深く関係しているが、実行犯は不明、という調査内容を示している。 調査の中心は、取材班が手に入れた布施健検事を中心とする極秘の捜査資料(15年分、700頁)である。その内容は以下の如し。 〇自殺説の捜査一課…