太古、中央アジア近辺に発祥した民族。BC1500ころから、古代文明の衰えたインドに侵入、支配者となる。 ネイティブな民族と差別するため、カースト制度を導入する。 時代が下って、ヒトラーのナチス党のなかで、自らを「アーリヤ人の末裔」とし、自分たちが征服民族であることを 強調したことで有名。その根拠は、言語学上の「インド・ヨーロッパ語族」がすぐれているから、という思い込み によっていた。
紀元前2600年頃、インドで最も古い青銅器文明のインダス文明が誕生した。インダス川流域のモヘンジョ=ダーロやハラッパーなどに代表される遺跡は計画的に作られており、その町並みは現在も伺うことができる。また、現在も未解読のインダス文字が使われていた。近年この文字は楔形文字との関連が指摘されている。 モヘンジョ=ダロ(M.Imran作、wikipediaより) インダス文字 (World Imaging作、wikipediaより) →紀元前1800年ごろから文明は急激に衰退し、都市から村落へ退行する地域も現れ始めた。インダス文明は都市の消失とともに滅亡し、アーリヤ人的な文化が見られるようになっていっ…
カーストとは何か-インド「不可触民」の実像 (中公新書 2787)作者:鈴木 真弥中央公論新社Amazon Kindle版もあります。カーストとは何か インド「不可触民」の実像 (中公新書)作者:鈴木真弥中央公論新社Amazon インドに根付く社会的な身分制=カースト。数千年の歴史のなかで形成され、結婚・食事・職業など生まれから規制し、今なお影響を与え続ける。カースト問題には、「不浄」とされ蔑視が続く最底辺の不可触民=ダリトへの差別がある。政府は2億人に及ぶダリトを支援する施策を打つが、その慣習は消えず、移民した世界各国でも問題化している。本書はインドに重くのしかかるカーストについて、歴史から…
はじめに 文科省の入試改革を受けて、私立大学の世界史入試問題にどのような変化が生じているかを検証するシリーズ、今回は近畿大学です。 延べ受験者数日本一の近畿大学の世界史はかつてはひたすら客観式の一問一答でしたが、ここ数年は変化が見られます。 今回はぶんぶんが近畿大学の2023年度の入試問題全320問を解答し、合格に必要な心構えを解説します。 2024年度入試直前の更新なので、お急ぎの人は3から読んでください。 問題はこちら。「近パス」に登録必要(無料)。三年×8日分 kindai.jp ちなみに理事長は1月現在こんな感じ。毎日新聞。大学のブランドに影響しないか心配してます。近畿大学教職員組合の…
受験生を悩ませる世界史の文化史、今回は入試でいきなり出ると困る先史時代、古代オリエントについてです。 今回からは従来の世界史Bの教科書だけでなく世界史探究の各社の教科書も参考にしています。文字資料は山川出版社の『世界史資料集』を利用しています。 目次 1 先史時代 ①化石人類 空欄 補足 「人間は文化を持つ」ではなく「文化を持つのが人間」 ②新石器時代 空欄 補足 文化と文明はどう違う? 2 メソポタミア 空欄 補足 1)メソポタミアは王は神の代理、エジプトは王は神? 2)洪水が都市文明を育んだ? 3)ハンムラビ法典は実際に使われたの? 3 エジプト・スーダン 空欄 補足 1)ピラミッドって何…
インド・アーリア人(インド・アーリアじん)、インド・アーリヤ人(インド・アーリヤじん、Indo-Aryan)は、インド・アーリア語派の言語を用いる人々の総称。 古代においては、狩猟と牧畜によって生計を立て、飼育する動物の中では馬に最も重要な役割を置いていた。彼らが異なる文化の周辺民族との関わり合いの中から作り出した『リグ・ヴェーダ』を中心とした文献から、その動態が考察されてきた。
チャラカの食卓―二千年前のインド料理 (いんど・いんどシリーズ) 作者:武, 伊藤,薫, 香取 出帆新社 Amazon アーユルヴェーダという言葉は知っていてもその時代の食事、アーユルヴェーダの食事について注目していなかった。そして、2000年前のインド料理ではターメリックも唐辛子も使用されていなかった。代わりにロングペッパー(ヒハツ)がつかわれていた。ヒハツは他のスパイスとけんかするので、使われなくなったのかもしれない。玉ねぎ、トマトもない。唐辛子を使うようになったのはムガル時代の後半 アーユルヴェーダの医学書「チャラカサンヒター(チャラカ本集)」の一巻二十七章に登場する料理名を元に同時代の…
しま:クシャーナ朝の後はグプタ朝[320年~550年]です!首都は再びパータリプトラ。 生徒:おっ!ってことは、アーリヤ人の王朝の復興ですね! しま:その通り!グプタ朝はまさにマウリヤ朝の復興を目指してチャンドラグプタ1世によって建国された。最盛期の王はチャンドラグプタ2世なのでお間違えなく! 生徒:おや?チャンドラグプタ2世は<超日王>と言うんですね。ってことは、中国と何かしらの接点が? しま:素晴らしい!この人に会った中国人が居るんですよ。それが東晋から来た法顕という人!仏教のお勉強にやってきました! 生徒:あ、そういえばグプタ朝時代の仏教はどんな感じですか? しま:純インド的なグプタ様式…
しま:さて、ばらばらだったインドの都市国家ですが、前317年に一つにまとまって、インド初の統一国家が誕生します!その名もマガダ国マウリヤ朝[前317~前180年]!はい、マウリヤ朝が生まれた背景をお答えください! 生徒:え!?…そんなのやりましたっけ!? しま:まったく…あ、そうだ。『スイミー』って絵本知ってる? 生徒:知ってますよ!ちいさなかしこいさかなのはなしですよね!大きな魚に食べられないように、小さな魚たちが寄り添って泳いで、大きな魚のふりをするお話ですよね! しま:そう!つまり、巨大な敵が現れた時には、足並みそろえて立ち向かわなくちゃ勝てないってことなんだ(本当のメッセージはそこじゃ…
しま:いきなりだけど、みんなはアウトドア派?僕はねー、どっちかって言うと家で本を読んだり、音楽を聴いたり、カレーを食べたりする方が好きだからー…うーん、どっちかっていうとー…“インド派”かな?なんちゃってーーーww 生徒: しま:いや!無言て!斬新! 生徒:インドと言えば、インダス文明ですよね! しま:インダス文明って、今のどのあたりで起こった文明だと思う? 生徒:いや、そんなのインドに決まって… しま:ぶー、正解は現在のパキスタンなんです!インダス川ってインド北西部とパキスタン北東部を流れてるんですよ! 生徒:え!全然知らなかった!インダス文明のこと、詳しく教えてください! しま:時代はだい…
引用元:Amazon ストーリー 登場人物・キャスト 感想 予告 ストーリー 独裁者アドルフ・ヒトラーの最期の12日間を克明に描いた実録ドラマ。ヨアヒム・フェストによる同名研究書、およびヒトラーの秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの証言と回想録「私はヒトラーの秘書だった」を基に、「es エス」のオリバー・ヒルシュビーゲル監督がメガホンをとった。1942年、ミュンヘン出身の若い女性トラウドゥルは、ナチス総統ヒトラーの個人秘書として働くことに。1945年4月20日、ベルリン。ヒトラーは迫りくるソ連軍の砲火から逃れるため、側近たちとともにドイツ首相官邸の地下要塞に避難する。その中にはトラウドゥルの姿も…