インドは広大な国土を持つが故に、送電系統を全ての地域に張り巡らせることはまず不可能。そこで、送電系統から遠い地域の住人は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせて、小規模な配電系統を設置している。太陽光パネルの設置を政府も奨励し、高額の補助金を出してきた。だが、その太陽光発電に依存する配電系統が機能しなくなっているケースが激増しているらしい。 ワシントン・ポストが報じているが、現在約4,000のミニグリッドがインドに設置されているが、その内、3,300が政府の補助を受けて、あるいは政府直営で運用されている。だが、実情を調べたロックフェラー財団に拠ると、その内5%しか正常に稼働していないという。 ビハー…