『新機動戦記ガンダムW』に登場する、『ガンダムW』世界最強のモビルスーツ。
ガンダムなどを開発した五人の科学者が、トールギスを製作した後に開発をしたものの、あまりにも恐ろしいマシーンとなり、開発を中断。その後、その技術を部分的に使った、五体のガンダムが製作される事となった。
しかし、父親を失ったカトルが、怒りと絶望のあまり、ゼロを完成させてしまった。
五体のガンダムと同様のガンダニュウム合金による強靭な耐久性と高性能に加え、大気圏内外で使用可能なバード形態への変形機能、MS部隊やスペースコロニーを一撃で殲滅可能な火力を連続発射可能なツインバスターライフルの装備など、ありえないほどの戦闘能力を持つ。
そして操縦系には、あらゆる可能性を計算しパイロットの頭脳に強制的に入力するゼロシステムが搭載されている。しかし、このシステムに耐えられるパイロットはほとんどおらず、ほとんどが錯乱、最悪の場合発狂にまでいたる。そしてそれらを克服した者には、戦闘の予測のみならず、世界の未来までも垣間見せる。
プラモデル等の商品では「ウィングガンダム0」と表記される事もある。
テレビシリーズの後日談である『新機動戦記ガンダムW ENDLESS WALTS』では、全てのガンダムのデザインが書き直されており、ゼロは、変形機構が無くなり、テレビ版のウィング状のロケットブースタが、翼そのものの造形に変更されるなど、より優雅なデザインになっている。設定的にはテレビ版の物と同一であるが、便宜上、「ウィングガンダムゼロカスタム」と呼ばれている。
MG 1/100 XXXG-00W0 ウィングガンダムゼロ (エンドレスワルツ版) (新機動戦記ガンダムW Endless Waltz)