シャープが2010年7月に発売する、4原色技術搭載の3D液晶テレビ。2010年5月31日、液晶シャッターメガネを通して3D映像を視聴できる3D対応テレビ「AQUOS クアトロン 3D LV3シリーズ」4機種を発表した。3D非対応の「AQUOS クアトロン LX/XF3シリーズ」計6機種も合わせて発表。
60/52/46/40V型の4モデル(7月30日発売)
60/52/46/40V型の4モデル(7月20日発売)
52/46V型の2モデル(7月1日発売)
新シリーズは、光配向技術(光によって液晶の向きを変える技術)を利用して配線を省くことで開口率を向上した「UV2A技術」を搭載。これをベースに、「赤・緑・青」の3原色に「黄色」を加えた4原色技術を採用することで、従来の3原色では表現が難しかった黄色や金色、エメラルドグリーンなどの再現を可能にした。光の利用効率も大幅に向上しており、UV2A技術を採用した従来機に比べて、さらに約10%消費電力を削減した。
従来の3原色パネルに比べて光の利用効率を向上。液晶シャッターメガネを使用しても暗さを感じさせない明るさ(3原色液晶パネルに比べて約1.8倍の明るさ)を実現した。
同社独自の液晶高速駆動「FRED技術」や、目の残像感を低減する「スキャニングLEDバックライト技術」を搭載することで、クロストーク(二重像)の少ない3D映像を実現している。
ハイビジョンビデオカメラやデジタルカメラで撮影した映像や写真、テレビ映像などをリアルタイムに3D映像として表示する「2D−3D変換機能搭載」も搭載している。