①Gotthold Ephraim Lessing(1729〜1781) 18世紀啓蒙主義時代の、ドイツの劇作家・思想家。高名な美術評論である「ラオコーン」や、戯曲「エミーリア・ガロッティ」「賢者ナータン」が代表作。 ②Doris Lessing(1919〜) イギリス在住の小説家。ブッカー賞は取り損ねたものの、現代のイギリスを代表する女性作家である。現在でも創作活動を続けている。
●代表作 ●「映画の理論」より69本 「カリガリ博士」より ●代表作 著書「映画の精神」1930年、 「視覚的人間 映画のドラマツルギー」1924年、 映画共同脚本「三文オペラ」G.W.パプスト 等 映画理論家、作家、詩学者、脚本家、映画監督、俳優 等で活躍したベラ・バラージュ(ベーラ・バラージュ/バラージュ・ベーラ/バラージュ・ベラ/ベラ・バラス/バラス・ベラ)が語った映画。 ●「映画の理論」より69本 ※バラージュの死後1952年に出版。「映画の理論」1949~1952年。「視覚的人間」等をまとめたもの。 日本では佐々木基一の訳で刊行。このページは1992年版の巻末索引に基づいています…
戦前の日本で教養を身につけることができたのは、旧制高校生だけだった。最も有名なのは外国語の授業で、甲類は英語、乙類はドイツ語、丙類はフランス語が第一外国語で週に10時間以上をこの言語での購読に充てられた。この授業で旧制高校生は英独仏語による文学作品やエッセイを直接読み込んだ。記録によれば英語ではエマーソン、ホーソーン、エリオットを、ドイツ語ではゲーテやシラー、レッシングを、フランス語ではデカルト、ラシーヌ、ボードレールを読んだという。読んだと言っても教授による訳読を聞いていたに近いこともあったようだが、九鬼修造の述懐のように、こうした外国語教育で沢山の本に触れて視野が広がったという感想を持った…
音声日記をはじめたら、自分がどれだけ頭のなかで延々と話しつづけているのかが少しわかった。話している、怒っている、内面に踏み込むなと押し返している、自分のエリアくらい守らせろと抵抗している。何も進まずむなしい。 生理が来ると、やっと、ここまで来たという感じになる。やっと息が吐ける。やっとゆるしてくれた、解放してくれた、怒ってくれた、離れてくれるだろう。 配信映画、何かしながら2本観た。ほんとにほとんどぽかんと数日あいてしまって、今日から、忙しくする。 逃走劇と、ケアをめぐる、選択や尊厳をめぐる映画。あまりいいと思えずじまいで、いいと思いたかった、いいはずでその良さのところをちゃんとみつけたかった…
*気持ちと味* また天才に出会ってしまった…。 ドリス・レッシングはイランで生まれ南ローデシア(現ジンバブエ)で育ったイギリス人作家です。 2007年にノーベル文学賞を受賞しています。 ウィキペディアさんによると、共産主義者で様々な差別や社会問題をテーマにした小説を書いたとのこと。 私はまだこの人の短編を4つ読んだだけだけど、特に語り手が女性の小説は、かなり共感できる部分があった。 ノーベル賞ってやっぱりすごい?もしかしてノーベル賞作家の小説読みまくった方がいいのかって思わなくもない。 この本は読書会で読む本を探してインターネット検索をしていた時に見つけた。 面白そう。読んでみたい。 ドリス・…
【あ】アーモンドの樹(ウォルター・デ・ラ・メア)アイオワ野球連盟(W・P・キンセラ)愛しているといってくれ(マージョリー・ケロッグ)愛の果ての物語(ルイザ・メイ・オルコット)青い花(レーモン・クノー)赤い高粱(莫言)赤毛のサウスポー(ポール・R・ロスワイラー)悪魔なんかこわくない(マンリー・ウェイド・ウェルマン)悪魔に食われろ青尾蠅(ジョン・フランクリン・バーディン)悪魔の収穫祭(トマス・トライオン)悪魔のベッド(ジャン・レイ)悪魔はぼくのペット(ゼナ・ヘンダースン)悪夢の化身アシスタント(バーナード・マラマッド)明日に別れの接吻を(ホレス・マッコイ)熱い太陽、深海魚(ミシェル・ジュリ)あっぱ…
ラジオスイス/クラシックエルンスト・フォン・ゲミンゲン - ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ長調🎼(コリヤ・レッシング[ヴァイオリン]/ウルフ・シルマー指揮ミュンヘン放送管弦楽団)おはようございます。とらや深蒸し茶。… pic.twitter.com/RWzXJqSpTz — りなも@mix (@shin16_dynamo) 2024年3月22日 実用車で小一時間VD補給。池尻のPRONTOで一服。「法の哲学」強制と犯罪を246ページまで読んだ。… pic.twitter.com/ad59LV1Ukb — りなも@mix (@shin16_dynamo) 2024年3月22日 成城石井池尻大橋店…
・ 世界の十大小説 岩波文庫 W.S.モーム 著 ; 西川正身 訳 1997,2007年 ¥1,000 ・ スケッチ・ブック 岩波文庫 アーヴィング 作 ; 齊藤昇 訳 2014.2015年 ¥1,500 ・ 大使たち 岩波文庫 ヘンリー・ジェイムズ 作 ; 青木次生 訳 2007年 ¥2,500 ・ 水車小屋攻撃 岩波文庫 エミール・ゾラ 作 ; 朝比奈弘治 訳 2015年 ¥1,500 ・ 死の勝利 上下 岩波文庫 ダヌンツィオ 著 ; 野上素一 訳 2007年 ¥1,000 ・ 休戦 岩波文庫 プリーモ・レーヴィ 作 ; 竹山博英 訳 2010年 ¥1,500 ・ 山猫 岩波文庫 トマー…
『論理学』で語法的にしっくりしないところをいろいろな辞書や文法書を調べても解決せず。で、グリムのドイツ語辞典(オンライン)。レッシングからの用例に対応するものがあり、問題解決。さすがはグリム。
光文社古典新訳文庫版の『賢者ナータン』を読了した。 これまでにも『賢者ナータン』の邦訳は複数出ており、私の知る限りではこの古典新訳文庫版の刊行が6度目の邦訳となる。文庫としては長らく篠田英雄訳の岩波文庫版があるのみだったが、2016年に市川明による日独対訳の松本工房版、2020年に丘沢静也訳の光文社古典新訳文庫版が相次いで刊行されている。 ドイツ語原文を参照されたい方には対訳版がおすすめなのだが如何せん分厚く、携行にはやや不向きかもしれない*1。読みやすさや入手しやすさの観点では光文社古典新訳版をおすすめしたい。 『賢者ナータン』(Nathan der Weise)は、ドイツ啓蒙主義を代表する…
切り裂き魔ゴーレム [DVD]ビル・ナイAmazon 原題は「The Limehouse Golem」で、ピーター・アクロイドによる原作は邦訳も出ているが、「ライムハウス」とはロンドンの船着き場で、「貧民街」でもあったらしい。「ゴーレム」については、ユダヤ教の伝承とはまるで無関係のようだ。しかし、この作品にはカール・マルクス、ジョージ・ギッシングというあまりに著名な人物が登場してきて、しかも「容疑者」として取り調べを受けたりするし、劇場の人気スター、ダン・リーノという登場人物もまた、実在の人物だったようだ(この作品でそのダン・リーノを演じているダグラス・ブースという俳優は、この作品のあと『メア…
アメリカのFOXテレビの人気政治トークショウの司会者だったタッカー・カールソン氏が、ロシアのプーチン大統領にインタビューしたことが、(日本を除く)世界中で話題になっている。 カールソン氏は、親トランプで、アメリカのウクライナ支援を厳しく批判してきたことから、FOXテレビから追い出されたのだが、今でも根強い人気があり、そのネットでの情報発信はテレビよりも影響力があるとされる。 今回、プーチン大統領にインタビューしたのは、これまでのウクライナ支援の問題追及の延長戦で、西側の主流メディアがロシアの主張を全く取り上げず、一方的な情報になっているからだという。 これに西側の各国政府は、「真実が明らかにな…
あと10分もしないうちに43歳になる。 先週、足に怪我をしてしまって、1週間外に出ていない。 落ち込むかなと思ったが意外と平気だ。 山本直樹の『ありがとう』を読んだら、 『逆噴射家族』が観たくなり、ネットで知った”『ブレイキング・バッド』の製作者が 影響を受けたのでは?”説を思い出してなるほどと思う。 『病短編小説集』をついに読み通したところ、 ドリス・レッシングの『十九号室へ』を発見して「ここに!」と驚く。 以前観た韓国ドラマ『この恋は初めてだから』に出てきて読んでみたいと思っていたのだ。想像より重い読み応え。 雨宮まみ『40歳が来る!』を読み返して、リアルタイムでは胸が痛くてあまり読めなか…
52歳で亡くなったレッシングが50歳の時に刊行した戯曲。論争好きで知られていたレッシングが49歳の時、啓蒙主義の立場からルター派の協会の牧師との宗教論争し、その論争から宗教関係著作の出版禁止になったことへの対抗策としてものしたのが本作である。 『賢者ナータン』は寛容とヒューマニズムの参加と呼ばれることの多い古典的名作。シェイクスピアをドイツに根付かせたというレッシングだけあって、作品の完成度が高く、なによりストーリーが面白い。複数の登場人物がそれぞれ主役級の存在感をもって立ち回り思いを述べながら破綻をきたさずスムーズに展開していくところは心地よい。張り巡らされていた伏線がすべて回収され見事ハッ…
米国に向かう移民キャラバン 南北問題というものがある。地球の北半球に多くの先進国が、南には発展途上国があり、その格差が問題であるという事である。しかしそれは、先進国の多くが、実は発展途上国を支配し(かつては武力で今は経済的力で)、途上国を搾取してきたと言うことであった。 この格差が、今は、移民の南から北への移民・難民の大量移入をもたらし、先進諸国で大きな問題となってきている。 上の写真は、米国に向かうメキシコ方面からの「移民キャラバン」のものである。まるで大河の流れのような人のうねりである。この中には、実は、治安や経済状況が悪い中南米諸国からだけでなく、中国をはじめ世界各地から来ている人々もい…
1月22日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)深窓の麗人シンビけふ訪はむ 雅舟 【花】シンビジウム(ラン科) 【花言葉】深窓の麗人【短歌】忘れいしシンビジウムが花芽もつこのおどろきの今朝のすがしさ 鳥海昭子 庭隅に置いてすっかり忘れていた鉢植えのシンビジウムが 花芽をつけているのことに気がつきました。その生命力に 驚き、私も朝から元気がでました。 【季語】冬雲 寒昴 コート 【俳句】冬の雲なほ捨てきれぬこころざし 鷲谷七菜子 寒昴天のいちばん上の座に 山口誓子 遇ひにゆく白きコートをひるがへし 藤田かよ子 【万葉歌】草枕旅行く君と知らませば岸の黄土(はにふ)に匂はさま…