数々の名言でで知られる文豪たち。夏目漱石や太宰治、芥川龍之介。数々の名著を僕も読みました。こころなんかでいくと、あれが遺書なんだって知ったのは、結構あとになってからです。 学生の時分にこころの続きを創作してみろっていう課題があったんです。僕は残された私と先生の妻とのあれやこれやを書いた記憶があります。ハッピーエンドにしました。今思えば馬鹿みたいな話ですが、きっとそうしたことを望んだ課題ではなかったんですね。だって相手は50回はこころを読んだと豪語している先生でしたから。私の中にある暗い影や本そのものが遺書感があるところに気づいてほしかったんですね。 そんな偉大な文豪たちに対して、僕の中では文豪…