ワーキングメモリとは、情報を一時的に記憶し、処理する能力のことです。 例えば、電話番号をメモする、計算をする、会話する、文章を書くなどの作業は、すべてワーキングメモリが関わっています。 ワーキングメモリは、短期記憶と長期記憶の中間的な役割を担っています。短期記憶は、情報を数秒程度記憶しておける能力ですが、ワーキングメモリでは、短期記憶に保存された情報をさらに処理することができます。 例えば、電話番号をメモする際、短期記憶では、電話番号を数秒程度覚えておくことができます。しかし、ワーキングメモリでは、電話番号をメモする際に、その番号をどの桁から書き始めるか、どの数字をどこに書くかなどを判断し、処…