(もうひとつのヰタ・セクスアリス、作らせていただきます。)
関西最古のサイケデリック・バンド「ザ・ランブラーズ」(1986-90)を経て90年結成。当初はバイオリン、ウッドベースを軸にした日本語ロックを展開。95年、ファーストCD『夢観通りのマリー』をギューンカセットより発表。そこで披露されたクルト・ワイル的な劇世界は大きな評判となる。その後、数々のメンバー・チェンジを経て、「羅針盤」より須原敬三、吉田正幸、伴野健が加入。セカンドアルバム『日時計のたもとで』では当初のコンセプトにフリーク・ビート、ガレージ色を加味したサイケデリック・サウンドを確立。
Vita Sexualis.
森鴎外の小説。青空文庫で公開されている。
鴎外の性的経験を、年齢に沿ってつづったものであるが、もちろん露骨な描写はほとんどない。
明治42年7月、「スバル」に発表されたが、内容が公序良俗を乱すとして発禁となった。
「VITA SEXUALIS」とは、「性的生活」ほどの意であるらしい。「性欲的生活」とした方が、鴎外の意図には沿うかも知れない。
「ゐ」は「うぃ」と発音する。