(ベトナム語: Võ Nguyên Giáp, 漢字: 武元甲, 1911年8月25日 - 2013年10月4日)
ベトナムの軍人、政治家。元ベトナム共産党政治局員。ベトナム人民軍 (QDND) 総司令官。大将。
1911年ベトナム北部で生まれる。1926年・1927年の学校ストライキに参加する過程で反フランス運動に加わる。1932年頃からハノイでフランス史の講師を務める。1940年6月、ファム・バン・ドンと雲南省に脱出、昆明でホー・チ・ミンに出会う。1944年に武装宣伝解放軍を作り、ベトナム人民軍の基礎を創設。ベトナム八月革命の第一次インドシナ戦争では軍最高司令官としてフランス軍。1960年代初頭から1975年4月30日のベトナム戦争(第二次インドシナ戦争)においては、アメリカ軍及びベトナム共和国軍(南ベトナム軍)との戦いを指揮し、ベトナムを再統一する大きな原動力となった。その采配から、「赤いナポレオン」と呼ばれた。
人民の戦争・人民の軍隊―ヴェトナム人民軍の戦略・戦術 (中公文庫BIBLIO S)