人間について論じる学問、またはキリスト教神学の一部門である。観念的人間論と物質的人間論がある。
古代ギリシア哲学においてみられ、人間を本質的に霊魂であるとし、肉体は本質ではないとしている。プラトーンによれば人間の本質は知性と理性であり、これらは、肉体の死後も存在し続ける神秘的な生命である。
人間は物質的要素によって構成され、精神的、情的、霊的生命はこの物質的構造の副産物にすぎないとするもの。マルクスによると歴史は経済的要因によって決定されるが、その根拠は人間の本質を物質的なものとするという見方による。人間は自然生成の産物で、創造者として概念はない。
キリスト教人間論は神への信仰を前提としており、人間は神の被造物として存在しているという考え。
(一部wikipediaより)