現代の通貨制度には、固定相場制と変動相場制があります。先進国では変動相場制が採用されていますが、途上国のように固定相場制が採用されている国もあります。固定相場制は、通貨と通貨が交換されても、為替レートが変動しない通貨制度です。1ドル=360円と決めてしまえば、円が売られても、ドルが売られても、1ドル=360円のままです。一方、変動相場制では、円が売られれば円の価値が下がるので、ドルの価値が相対的に上がります。反対にドルが売られた場合には、円の価値が相対的に上がります。毎日のように1ドルが110円になったり、109円になったり落ち着かないのは変動相場制を採用しているからなんですね。でも、なぜ、固…