2005年(平成17年)に藤井フミヤ総プロデュースで2005年日本国際博覧会(愛知万博・愛・地球博)のランドマークとして長久手会場日本ゾーンに建てられた塔。名古屋市パビリオン。
「光・風・水・人」を表現し「日本のこころ・地球のいのち」がコンセプト。
濃い茶色のモノクロな壁を持つ三角柱。内部構造に地上からの高さ約47m、直径約40mの球体万華鏡を有する。2005年3月現在世界最大。日光を取り込み、総重量約50t。
風を原動力とする「音具」と称される楽器を3基。外部の壁に水が流れ、周囲に名古屋市民による切り絵1888点が燈籠として展示されている。
自然環境にもやはり配慮し、外壁は下水処理時に発生する汚泥の焼却灰を混ぜた材料で構築。敷地の舗装にゴミの焼却灰を溶かして造った骨材を混入した舗装材を使用。外壁の光触媒塗装は空気中の窒素酸化物を分解するとともに、壁を流れる水を利用し、建物周辺の温度上昇抑制、建物内の冷房負荷軽減を実現しているとされる。