大陸にある国。
漠然と地理条件を示すためだけに使うこともあるが、普通は「島国」*1の対義語として使われる。
したがって、島国との対照的な要素、例えば周辺の国々と国境を接しており、安全保障上の意識が強いとか、外交折衝の必要が大きかったこととか、軍備が陸主海従であるとか、海外進出が後発であったとか、隣国への(様々な意味での)関心の高さとか、そういう面を強調する場合に用いられる語である。
なお、海洋国の対義語としても使われることがあるが、そういう場面では「海洋国家」「大陸国家」みたいな、もう少し改まった言い方をされることも多い。
アメリカやオーストラリアは国土的には島国ではないから「大陸国」と言えなくもない。が、マッキンダー地政学的には世界島の外部にある米豪伯加等はすべてシーパワーである。
*1:場合により「半島国」