1978年4月29日東映系公開の、日本では珍しいスペース・オペラ映画。
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アンドロメダ星雲の惑星・ジルーシアは、皇帝ロクセイア12世率いる宇宙の侵略者・ガバナス帝国の侵攻により惑星大要塞と化した。わずかに残ったジルーシア人は、最後の希望として彼等の守護である8つの「リアベの実」を宇宙へ向けて放ち、長老の孫・エメラリーダと猛者ウロッコは実を授かった8人の勇士を星へ連れ帰るべく旅立つ。リアベの実は地球連邦の惑星へ飛んでいき、退役軍人ガルダ、宇宙暴走族のアロン、シロー、メイア、チンピラのジャック等の手に渡った。だが地球人達はジルーシアの危機に全く関心を持たず、エメラリーダ等の思いも虚しくリアベの実は返されてしまう。
だがガバナス帝国は次なる侵略目標を地球に定め、惑星大要塞を始動。地球連邦は攻撃を試みるが壊滅の憂き目に遭い、逆に降伏勧告を迫られる。連邦議長アーネスト・ノグチは旧友のよしみでガルダに全権大使を依頼。再び実を手にしたガルダは承諾するが、皇帝ロクセイアはノグチの意図を見抜き、見せしめとして月を破壊してしまう。その帰途、怒りに燃えるガルダは従者ロボット・ベバ2号と共に、隠密にジルーシアへと降り立った。
一方、自らの無責任さを恥じていた宇宙暴走族達の元にリアベの実が戻り、意気発奮した彼等は自分達の宇宙船を戦闘用に改造し、出発。途中リアベの実の導きにより、やはりその実を授かったガバナス帝国の正統なる王位継承者・ハンスと出会う。宇宙の大儀の為に戦う決意の彼を乗せ、一同はついに惑星大要塞ジルーシアへと辿り着く。やがてガルダと合流した彼等は長老と出会い、大要塞攻略の知恵を授かるが、その作戦はジルーシアそのものを破壊するも同然の作戦であった。果たして彼等はガバナス帝国を打ち負かし、地球を、いや全宇宙を救うことは出来るのか?