写真右上の服部ガソリンスタンドから下方へ伸びる道路があり、それは途中にある佐野屋を経て、やげん坂を進み、やがて山本製作所、狭山精密へと到達しており、山狩りはこの道路を起点に鉛筆が指し示す方角へ向けて行なわれた。 【公判調書2754丁〜】 「第五十二回公判調書(供述)」 証人=関 源三(五十五歳・飯能警察署勤務、警部補) * 宇津弁護人=「あなた自身は、どういう機会に山狩りの範囲はこういう範囲だということが分かったんですか」 証人=「私は二日の晩の張込みで図面でいきますと、こっちにあたるところですが、そこにいて、七時頃帰って来いということで引き揚げて来たわけです」 宇津弁護人=「どこに」 証人=…