パラアスリートが可能な限り公平に競うために欠かせない「クラス分け」。本来は多様できっちりと区別できない障害を、種類や程度によって区分けする。近年、その重要性は増しており、日本パラリンピック委員会(JPC)は今月、国内外の情報を集めて戦略的に活用する「JPCクラス分け情報・研究拠点」を立ち上げた。競技団体のサポートや選手らの教育に力を注ぐ。(兼村優希) ◆ナショナルトレセンで英文を読み込む担当者たち 東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)イースト。会議室2部屋分をつなげた一室に事務所を構えた。開所から約2週間がたった今月半ばに訪れると、担当者らがパソコンの前に座り、クラス分け…