和歌山県 バブル経済崩壊以降、長らく低迷してきた日経平均株価がバブル期の最高値を超え、7日は一時、4万472円11銭をつけて取引時間中の史上最高値を更新した。終値は4万円台を割ったが、高値が続いている。 一方、物価高が続き、それに見合う賃上げは実現されていないのが現状だ。和歌山県内では「株価高騰の恩恵は届いていない」との声も聞かれる。(古賀愛子、平野真由、佐武建哉) 「生活が大変」 「企業の経費削減などでビジネス利用の客が減り、運賃の値上げもあって一般客も乗り控えしていると感じる。収入は減っている」 和歌山市内のホテル前で客待ちをしていたタクシー運転手の70歳代男性はこう語った。酒席の機会が減…