東京暮色 原節子 Amazon ★★★ 東京。銀行の重役・杉山周吉(笠智衆)には長女・孝子(原節子)と次女・明子(有馬稲子)がいる。長女は結婚していたが夫と折り合いが悪く、2歳の子供を連れて実家に身を寄せていた。一方、明子は不良グループと付き合いがあり、その中の一人と交際して子供を妊娠している。妊娠の事実は誰にも明かしていない。どうやら雀荘の女主人・喜久子(山田五十鈴)が幼い頃に自分を捨てた母かもしれず……。 片親全否定映画で迫力があった。小津安二郎って思ったよりも保守的だ。不良グループもどこか牧歌的で、とても太陽族が流行っていた時代とは思えない。そして、杉山家はプチブルのわりに貧乏臭い。もし…