精神科医・医学博士。
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統合失調症の偏見を減らすためというのもブログを書く理由だったりする。 あわせてよみたい 統合失調症の偏見を減らすためというのもブログを書く理由だったりする。 朝から多少被害妄想でメンタルを拗らせており、若干気持ちが落ち着かない。「またか」という感じで、Awarefyを開いてコーピングリストを確認して、深呼吸をしてメンタルを整える。 最近はセルフケアも随分と上達してきた感じであり、ちょっと被害妄想で気分が落ち着かない時などもすぐに対処できるようにはなった。やっぱ、脳に統合失調症のしっぽのようなやつは残ってるのだろうなーとか考えるのだけど、周りの人によく分からん敵意を感じたりとか、思考がごちゃごち…
障がいを持ちながらの社会復帰では何を考えるか。 あわせてよみたい ランキング 障がいを持ちながらの社会復帰では何を考えるか。 うみょーんって感じ。仕事がお疲れですでにブログ書く気力も尽きてしまったよね。とはいえ、ブログは書かねばならぬのである。 最近気になるのは、僕は毎日朝晩に血圧を測定してるのだけど、測定値が高血圧の域に到達してしまったこと。これが1回だけであれば計測エラーかもしれないけど、先週の土曜日から複数回、140/90以上の数値が出てきたので、明日は仕事を半休とって内科を受診してこようと思う。 うちの母親も高血圧のせいで脳出血で半身麻痺になっており、うちの家系は高血圧の遺伝子持ちらし…
9-2-2-1)解離から統合へ 解離(切り離し)は特に小さな解離は日常茶飯事として起こります。具体的には実際に痛みを感じなくなったり、苦痛を受けた記憶そのものが無くなる(乖離)ことがあります。あまりの苦痛によって精神が壊れてしまわないようにと防御するために、「痛みの知覚や記憶を自我から切り離す」ことを無意識に行ってしまいます。 例えば長い期間にわたり激しい苦痛を受けたり、何度も衝撃的な体験をすると、その度に解離が起こり、自我とは別に、苦痛を引き受ける「別の自我(別人格)が形成」されてしまい、その間の記憶や意識をその別自我(別人格)が引き受けて、元の自我には受け継がれず(統合されず)、一人の個人…
9-2-1)「解離」とは マズローの欲求段階説は、階層構造という面で取り上げましたが、自我は、通常自分の存在を「つながったひとまとまり」(統一体、自我同一性)として認識しています。心に関しても、過去から現在までの記憶が途切れなく続いていると感じ、そのことによって「自分がどういう人間であるか」というイメージ(人格)を持つことができます。自分の身体に関しても、通常自分のものであることを実感できます。このように自然界では、自己組織化が発生します。自己組織化とは、あるランダムな状態にある構成要素が、構成要素間に働く相互作用により自発的に特定の秩序構造を形成する現象をいう。これが心の内部でも起こります。…
蒸し暑いですね~ うつ病当事者で、統合失調症の家族をケアしているピケと申します。 家族が統合失調症を発症したとき、わけもわからずパニックになりました。 病気のことを何も知らなかったからです。 統合失調症について、どういう病気なのか、どうしたら治るのか。 ネットをひたすら検索し続けました。 ネットの情報は、本当に助かりました。 発症9年経ったいまでも、チェックしているものもあります。 今回は、それらをご紹介したいと思います。 当事者家族の方だけでなく、当事者ご本人にも有益な情報につながってくれたら、嬉しいです。 目次 まず最初に目を通すおすすめ 生の声を知る 当事者の暴言・暴力への対処 医師の視…