日本映画「殺人狂時代」 (1967)を見る。モノクロの日本映画。岡本喜八監督、仲代達矢主演。公開にあたり、いったんはお蔵入りになるも翌年公開されて、大コケになった作品。ハチャメチャ、ドタバタコメディながらブラックが効いて見どころはある。 「チャップリンの殺人狂時代」をもじったタイトルかと思ったら、実際に、ヒトラーの映像も出て、ナチス時代の残党といった人物も登場する。1940年代、ある宝石をある場所に隠したのだが、それを探しだすことも残党の目的だったが、それよりも「殺人」こそ最上の喜びとする狂った人物を描いている。 天本英世の怪優ぶりも印象的 全体にコミカルな映画で、かなり遊び、ドタバタのおふざ…