精神の錯乱した人、またはその現象。 過去において、錯乱した者は多く「狐に取り憑かれた」とされた事に由来する。 過去の迷信であるので今ではそう扱われる事は当然殆ど無いが、錯乱したものに対する扱いの不適切さがあまり変わっていない事を揶揄したり、その他色々な文脈を匂わせるためにこの表現は今でも使われる。
参考: 狐憑き - Wikipedia
精神の錯乱した人、またはその現象。 過去の迷信において、「狐に取り付かれた」
文政3年。辰年の冬頃から城東藤なり村(惣名石仏村)の為右衛門の家に古狐がいたが、為右衛門が預かっていた13歳の娘に憑りつき、良くないことが起こるとか奇怪なことが起こったので役所へ訴え出ると言っていた。相談の上、小さくても祀れば静かになるだろうと仮に祠を建て、皇宮大明神と称したところ、今年の春ごろから夏にかけて老若男女参詣し大繁盛となった。見物に来る者も多く、駿河町通や前津田面などからも多くの人がやって来た。不思議と願い事がかなったと。国君(殿)が放鷹(鷹狩)のついでにここをご覧になる。この娘に憑りついて話したのは、殿が御出でになった時と600年前に頼朝公が富士の巻狩の時に曽我の五郎八時宗に睨ま…
たまに、夫と喧嘩すると 『お前,キツネついてるぞ!』💢 『動物霊に取り憑かれてるんじゃねぇか!?』💢💢 と売り言葉に買い言葉なのかもしれないけど 言われたり、 以前父親が用事で来た時に 『なんだおめぇ、狐が狸に馬鹿されたような 顔して』笑 と言われて🤣w 普段喧嘩の時に夫に言われてたので 面白かったことがあったり、、ww 以前、知り合いの奥さんが 旦那さんが変だ、と言ってて 卑猥なことを言ってきて、『ゔぁはは〜』 と笑う、と言って気持ち悪い と言ってきた時に 旦那さんをリーディングしてみると 毎日のように飲みに行っているからか 水商売のキツネの霊みたいなのがついてて 悪く出ちゃう時があるから …
「一緒に来るか、所沢へ」で有名な?所沢から特急で1時間くらいのところに秩父市があり、秩父市の中心部から自動車で1時間くらいかかる山の中に三峯神社という神社があります。おそらく関東甲信越以外ではおっそろしく知名度は低いと思いますが狼(御犬様ともいう)を眷属としてあがめ(四足除というのは猪などの獣害除けの意味なのですが)四足除、盗賊除や災難除として知られてる、また崇敬を受けている古社です。 すこし前に日帰りで秩父へ行ってるのですが、社務所でわけていただいた「みつみ祢山」251号の中に載っていた「秩父地方の疫病除け」(高橋寛司著)という記事が興味深かったです。興味深かったといっても今年に入ってから「…
化かされた人は、向津具半島を走って横断した キツネに化かされて、幻影を見たり、奇行に走らされたという話は日本全国にありますが、向津具半島にもいくつかの伝説が残っています。今回は向津具らしく、川尻のクジラが絡んだお話を紹介します。この地にしては、結構スケールが大きいのも特徴です。 キツネに化かされて走る人。筆者によるイメージ図。 化かされた手口は? 昔、本郷平野の西南部のダラギ(現在は南方)というところに、久兵衛さんという気の利いた男の人がおりました。ある時、川尻でクジラがたくさん獲れたと聞いて、クジラを買いに川尻へ出かけました。谷河内(たにごうち)の堤のあたりに差し掛かると、狐が体にアオサ(水…
筆者の心霊体験(?)記事、第9回。 今回は私の体験ではなく、私の祖母から聞いた話。祖母の妹、つまり私の大叔母(おおおば)に起こった出来事。 ※この心霊体験シリーズは、下記のもとで記載することとしている。 ・信憑性を保つため、私自身、あるいは私の身内(家族)の体験に限る ・ 体験したことをリアルに伝えたいので、ザ・怖い話といった感じのオチのあるよな書き方にはできないかもしれない ・体験の恐怖度のレベルを、私自身が感じる怖さから5段階「甘口、中辛、辛口、激辛、超激辛」で表す ※このレベルは最近ハマっているYouTubeチャンネルの オウマガトキFILM さんのをマルパクリした形である。(オウマガト…
~~前の記事につづき~~ 私がお稲荷様・お狐様を敬遠しているのは だいぶ前に関わったことがあるからです。 最初の関わりは 私が高校生のとき。気仙沼で神様ばあちゃんと呼ばれる霊能者の祖母の元に 「娘が 油揚げや卵をほしがり狐が憑いたようなので 祓ってほしい」の依頼がありました。 高齢の祖母は亡くなる数年から病気がちで 当時高校生だった私が 祈祷用具の荷物持ちとして 三陸の海で財を成した唐桑御殿と言われる屋敷まで同行。 広い居間のこたつに座る若い娘は ニヤつきながらチロチロ舌を出し 上目づかいにこちらを窺い 大人を茶化しながら落ち着きがありません。 その挙動不審さが ”狐憑き”と言われれば そんな…
東川さん最新作。今回は、両親が探偵業をやっているオカルト好きの中学生男子と、 寂れた廃工場に住む、自称天才発明家のふたりが、オカルトまがいの事件に挑む 連作ミステリー。相変わらず、キャラも設定もゆるゆる(笑)。ツッコミ所満載 ですが、いいのいいの、これが東川さんだからッ(ファンの贔屓目爆発発言)。 でも、謎解き部分はしっかり本格テイスト入ってますし、ミステリーとしての 体裁は整っているので!!オカルトを信じる中学生男子・丘晴人が体験した 不可思議な現象を、オカルトなど一ミリも信じていない謎の天才(自称w)博士・ 暁ヒカルが持ち前のひらめき力と推理力で解き明かす、というのが大まかなあらすじ。 一…
『世界霊界伝承事典』 ピーター・ヘイニング 柏書房 1995/11 <黄色い人> ・根強く残る言いつたえによれば、フランス国民の運命は、通称「黄色い人」という幽霊の出現となぜだか関係している。顔は黄色で喉のまわりに赤印のあるこの妖怪は、1870年にはじめて目撃されたとの由。これは、いざ普仏戦争(1870~71)が勃発しようという時期だった。エリオット・オードネルは、『諸族の幽霊と幽霊現象』(1933)でこの幽霊について書いている。同書にはこうある。 ・「戦争を生きのび、いわゆる<黄色い人>を見た記憶のある人の意見では、それはなぜかフランスの命運に関係していて、その出現によってフランスがもうすぐ…
TBS 1972年2月29日 あらすじ 良子(沢田雅美)は寿美子(山本陽子)に、正司(加藤剛)の父は小川(三島雅夫)だとウソをついた。寿美子は正司に会えると思い、小川の見舞いにまでやって来る。良子は正司に、もう一度小川に声をかけてほしいと頼む。 2024.4.4 BS松竹東急録画。 peachredrum.hateblo.jp 愛はいつも 美しい花のように 可憐ではありません 何処かの国に 可憐な虫を食べる 美しい花があります 愛もまた あなたから奪います それでもなお 愛すしかないのです 及川正司:加藤剛…添乗員。33歳。字幕黄色。 * 前田寿美子:山本陽子…鉄板焼屋「新作」の娘。25歳。字…
『平成怪奇小説傑作集2』東雅夫編(創元推理文庫) 後半は『幽』やてのひら怪談作家が占めます。ということは怪談実話ブームもこの頃だったでしょうか。 「匂いの収集」小川洋子(1998)★★★★☆ ――僕は彼女に髪をといてもらうのが好きだ。彼女が触れたとたん、素っ気なく退屈な髪が、特別な光によって祝福を受けたもののように見えてくる。「今日のチェンバロは、朝露に濡れたシダの匂いがする」初めて出会ったコンサートで、彼女はそんなふうに話し掛けてきた。何と答えていいか戸惑ったまま、僕はあいまいに微笑んだ。彼女は匂いの専門家だ。この世のあらゆる匂いを収集するのを趣味にしている。 匂いという文章でも映像でも伝え…
『ライオンの隠れ家』 (ジョージ・ハント・ウィリアムソン)(求龍堂) (異星人だった歴史上の偉人たち)1999/9/1 <ジョージ・ハント・ウィリアムソンは、シリウス星人のコンタクティーとしても知られている。> ・この本の著者(1926~1986)は、マヤ・エジプト他の古代史研究の世界的権威。象徴学の大家としても知られ、人類学者、老古学者、正教会司教、マルタ騎士団最高幹部、冒険家、そして作家と多彩な顔を持ち、そのすべての分野で傑出した才能を発揮した。「神々のルーツ」「アンデスの封印」「ソーサーズ・スピーク」「ロード・イン・ザ・スカイ」他、多数の著書を持つ。ナスカの地上絵と異星人の関連性を世界で…
<国つ神と天つ神とのせめぎ合い> ・本章のはじめに述べたように、神の歴史は人間の歴史でもある。神の足跡をたどれば、人間の足跡が見えてくる。原初の神は動物神であったと論じたが、気をつけなくてはならないのは、神話の中でケダモノの姿をした神が現れてきたら、それはまったく別な意味をもつかもしれないことだ。 ととえば「神武東征伝」で、神武が熊野に到着したとき、「大熊」が現れたとたん、彼も彼の軍隊も戦意を失い、眠りに陥ってしまう話があるが、この場合の「大熊」は、すでに紀伊半島に暮らしていた土着民のことだろう。 したがって山の神という言葉を使った場合も、文字通り山岳の神という意味と、記紀の中で「伏わぬ人達」…
(2024/3/25) 『日本怪異妖怪事典 九州・沖縄』 朝里樹(監修)、闇の中のジェイ(著) 笠間書院 2023/9/30 <鬼八 (きはち)> ・走健(はせたける)(または「はしりたける」と読む)、鬼八法師、鬼八三千王とも呼ばれる。鬼八は熊本県阿蘇の豪士とも、宮崎県高千穂蘭の里の部族の長、宮崎県二上山乳ヶ窟(ちちがいわや)を根城にしていた魔性の者ともされる。 ・熊本県では次のように伝えられている。 阿蘇大明神こと健磐竜命(たけいわたつのみこと)は鬼八という豪傑を家来にしていた。健磐竜命は弓の名人であり、弓を射ることを楽しみにしていた。鬼八は空を駆けるように足が速く、また怪力を有していて、健…
人間は社会的動物であり、生きている限り社会生活を営むわけだが、 多かれ少なかれ日々ストレスが溜まっていく。 災害などに逢い大きなストレスを受ける場合もあれば 人間関係などで徐々にストレスをためていくこともあるが、 とにかくストレスと言うものは累積して行くものであるらしい。 これを蓄積し、臨界点を越えると、発狂へと至る。 そこまで行かなくとも、鬱になったりする。 心の病の症状も多種多様であり 唐突に発症することも多く原因も不明であったため かつては狐憑きなどと言ったりもした。 とにかく、臨界を迎える前に何らかの方法で発散させる必要がある。 この発散の方法は人により異なる。 美味しいものを食べたり…
『現代オカルトの根源』 霊性進化論の光と闇 大田俊寛 筑摩書房 2013/7/10 <日本の新宗教> <9次元霊エル・カンターレの降臨—―幸福の科学> <高橋信次の霊体験> ・スピリチュアリズムと神智学を結合させることによって、新たな宗教団体を作り上げたのは、「GLA」の開祖である高橋信次という人物であった。 ・高橋が本格的に宗教の領域に足を踏み入れる切っ掛けとなったのは、68年7月、彼の義弟に「ワン・ツー・スリー」と名乗る霊が降りてきたことである。その霊は高橋に対し、生活上のさまざまな助言を与えるとともに、自分が高橋の指導霊であること、また高橋の守護霊として、「フォワイ・シン・ワォワイ・シン…
『真のエクソシスト』 大川隆法 幸福の科学出版 2019/4/23 <エクソシスト> ・私の説くエクソシスト論は、現代世界では、最先端のものである。キリスト教、イスラム教、仏教、神道等で、断片的に説かれているものを統合したものである。しっかりと学んでほしい。 ・まさしく私の戦場での実話から抽出されたテキストである。悪霊、悪魔、生霊などとの接近遭遇は、ほぼ毎日のことである。 本来は、一体一体、説法して成仏させるのが本筋である。その霊体の悩んでいるポイント、あるいは、生きている人を悪意を持って狙っている理由を見破って、論理的、理性的に論破し、成仏する方向性を明示すべきである。根本原因を除去しない限…
(2014/10/6) 『カルト・陰謀・秘密結社大辞典』 アーサー・ゴールドワグ 河出書房新社 2010/10/9 <エリア51、ステルス飛行物体、マジェスティック12、異星人による幽界、神の宣託> ・しかし、エリア51を本書に載せた理由はこの訴訟とは関係ない。今までテレビで『Xファイル』や映画館で『インデペンス・デイ』を見たり、『ナショナル・インクワイアラー』のようなタブロイド版新聞の一面を眺めたり、UFOに関する本をぱらぱらめくったりしたことがある人なら、ご承知の通り、衛星写真のなかに写っているエリア51内部の兵舎、格納庫、飛行場は巨大な氷山の一角にすぎないのだ。 ・この区域の地下(いくつ…
鬼平犯科帳もようやく半分近くまで進みました。 今回も人情たっぷり、剣戟たっぷり。 「雨引きの文五郎」一人働きの盗賊文五郎を見かけた平蔵はわざと泳がせますが、盗賊間の争いが起きます。 「鯉肝のお里」鯉の肝臓というものはうっかりつぶしてしまうと苦味と悪臭が出てしまいます。そのようなものを異名に持つ女賊お里は元夫の父親長虫の松五郎と共に暮らしていますが、それを発見した火盗改は五郎蔵とおまさを監視役とします。その間に二人の関係が深まってしまいます。 「泥亀」元盗賊の泥亀の七蔵は茶店の主人に収まっていましたが、昔の知り合いの関沢の乙吉からかつてのお頭牛尾の太兵衛が亡くなり、その妻子が苦難を味わっていると…
前回の投稿に続いて「天下人に影響を及ぼした(かもしれない)神仏の存在」について。 「その1」はこちら↓ aizenmaiden.hatenablog.com 今回ご紹介するのは岡山県岡山市にある最上稲荷。正式名称は最上稲荷山妙教寺。ここの稲荷も前回紹介した豊川稲荷と同じく荼枳尼天を祀っているのですが、ここでの名称は「最上位経王大菩薩」。長い! 最上稲荷の本殿、霊光殿 豊川稲荷と同様、仏教寺院です。広大な境内にいろいろな建物がありまして、どこがメインなのかちょっとわかりずらいところなのですが。日蓮宗の寺院としてのメイン(根本大堂)と最上位経王大菩薩(荼枳尼天)を祀る寺院としてのメイン(霊光殿&霊…
www.dlsite.com とんでもなく面白い。久しぶりに漫画を一気読みした。漫画の体裁だが小説的な要素もあり、382ページの分量をしっかりと読み切るのに半日を要した。凄まじい情報量の、とても重厚な物語だった。中学生の性欲、完璧な女の子、狐憑き、島の風習と伝承、長閑な田舎の風情、歪な管理社会、超伝導量子コンピューターおばあちゃん、素因数分解、不気味な空気、何かを忘れている感覚、おまじない、狐と狸。そしてアナルビーズ。登場するもの全てが意味を持ち、点と点が繋がり、田舎の島から4光年先へ物語が跳躍する。このカタルシスは一気に読まないと得られなかったと思うし、一気に読ませる絵の上手さと予想もつかな…
昔に観たジェームズガン監督の”スリザー”を久しぶりに観た。 ガーディアンズオブギャラクシーで、私はあっという間にガン作品の虜となり、当時働いていた映画館の先輩からDVDを借りて観たことがあった。 寄生虫のような宇宙外生命体が地球に落ち、一人の体を司り徐々に侵略が始まるというグロ描写も多いSFホラー(?)作品である。 当時はうげ〜〜と直視できなかったのだが、今見るとあまりにもバカバカしく愛おしく、キュートに感じた。 とにかく愛とリスペクトと破壊衝動を持って作られたのだなあとジーンと来てしまった。 ○ ガン監督の主人公の男はよく裏切られて結局救いのないままモンスターとなるか、ショッキングな出来事に…