経済学者。専門は財政学、地方財政論。 東京都税制調査会会長。政府税制調査会委員。 1946年 埼玉県生まれ 東京大学経済学部卒業後、日産自動車に入社後、東京大学大学院。 1981年 大阪市立大学経済学部助手 1983年 大阪市立大学経済学部助教授 1990年 東京大学経済学部助教授 1992年 東京大学経済学部教授 2003年 東京大学大学院経済学研究科長・経済学部長
下記記事のコメント欄より。 kojitaken.hatenablog.com ぎすぎす 山本-枝野の関係性について、ブログ主とこたつぬこ氏は主張が異なると思います。それは、山本-野田の関係性への見解の相違にはっきり現れています。 こたつぬこ氏は、野田氏が消費税増税の三党合意の立役者だから、消費税減税原理主義のれ新からすると攻撃対象、と言いたいのでしょう。つまり、(経済・財政)政策の違いによる対立と言っているわけで、枝野氏についても同様に2021年衆院選の時の野党共闘で消費税減税の踏み絵を踏まなかったことが対立の根源だ、という見解に相違ありません。これはブログ主の言う、>それは「希望の党」騒動で…
宇沢弘文の思想の系譜に連なる財政社会学第一人者の自伝。大企業(日産自動車)の労務担当という経歴を持つ経済学者というのもなかなかいないだろう。 「分かち合い」「共生」を謳うグループの中心人物だと思うが、そのための負担(財政)のあり方についての国民的合意の道筋は全く見えない。今の野党(政権与党もだが)は高福祉、低負担というポピュリズムを増幅させるばかり。野党は昨今のような政治状況の下でも支持率が低迷していることをどう考えているのだろう。ヨーロッパ大陸型、スウェーデン型高福祉社会(共生社会)を目指すことを鮮明にして、財政については、消費増税+所得税の累進強化(富裕層増税)+年金等改革による若年層負担…
なんかかって読むかと思ったけど積読崩せよと心が叫びたがっているんだ 通勤電車は本を読むのがはかどる(家で嫁) クリスティを読む!: ミステリの女王の名作入門講座 (キイ・ライブラリー) 大矢 博子 日本の嫌煙権運動45年史:「きれいな空気を吸う権利」を求めて 渡辺 文学 蔑まれし者たちの時代?現代国際関係の病理? 福富満久 読書が苦手だった司書が教える 世界一かんたんな図書館の使い方 つのだ由美こ 近世山村地域史の展開 佐藤 孝之 ヘイトクライムに立ち向かう 凶暴化する差別の実態と救済 櫻庭 総、奈須 祐治、桧垣 伸次 語り継ぐべき原子力災害ーフクシマとチェルノブイリー 家田修 こんな部活あり…
「お金で買えないものこそ大切にしなさい」.幼き頃の母の教えに導かれ,やがて青年は経済学の道を歩みはじめる‥‥新自由主義に抗い,人間のための経済を提唱する著者の思想はどのようにして育まれてきたのか.自らの人生,宇沢弘文氏ら偉大な師や友人らとの交流などを振り返りながら,経済学が果たすべき使命を根源から問う――. ジョン・スチュアート・ミル(John Stuart Mill)は,主著『経済学原理』において「資本および人口の停止状態なるものが,必ずしも人間的進歩の停止状態を意味するものでない」と述べている.技術革新によって生産性が向上した結果,人口の増加がそれを上回っていた.しかし,今後はイノベーショ…
中国・杭州で開かれている第19回アジア競技大会の卓球で,日本女子は決勝で中国と対戦し,0-3 で負け2014年大会以来の銀メダルだった。 早田ひな −6, −10, 8, −9 孫穎莎(SUN Yingsha)平野美宇 −10, 8, 7, −8, −5 陳夢(CHEN Meng)張本美和 6, −4, −7, −11 王曼昱(WANG Manyu) 結果は0-3と完封の形だが,いずれも1ゲーム以上とる最近ではもっとも競った試合だった。早田は前中陣からのフォアで,平野はバック対バックで,張本は前陣での両ハンドで予想以上の健闘をみせ,各試合で勝ってもおかしくなかった。希望のある銀メダルとなった。…
https://bookmeter.com/reviews/112037319 財政の基本的な考え方である「民間は量入制出(収入量に応じて支出を制御)だが、財政は量出制入(支出の必要量から収入を制御)で考える」「ニーズは財政に、ウォンツは市場に任せる」「直間比率(間接税に対する直接税の割合)が高いほど応能原則(経済力に応じて課税される)に則する」など平易に解説されて有用だった。そしてそうした財政原則からは日本の現行の財政は大きく外れていて、他の国ではどういう対応を取っているのかも知られて面白かった。財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書)作者:神野 直彦岩波書店Amazon
神野直彦『財政学』(38) 今回は、第15章 要素市場税の仕組みと実態 の続き(p.215~)を読む順序であり、次のような内容からなる。 所得税に包摂された法人税 二重課税の調整問題 支払段階調整方式と受け取り段階調整方式 要素市場税としての法人課税 益金参入・損金不算入 日本の法人税の課税形態 本章の最後に神野はこう述べている。 ……こうして法人税は、課税の根拠を明確にすることができないまま、揺れているとい うのが現状である。 私は最初、法人擬制説と法人実在説にふれて、配当の二重課税問題を概観しようかと思っていたが、どうにもすっきりしないので、これは別途とすることにしたい。 法人税を考えるに…