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築地市場

(社会)
つきじしじょう

東京都中央卸売市場東京都中央区築地にある市場。水産物で有名だが、青果物も扱っている。

都営大江戸線の駅名にもなっている。

青島知事時代にアスベスト問題が発生し当初は土地買収し、仮スペース(現在の立体駐車場及び勝鬨門辺り)を設け、改築で対処するはずだったが、市場運営に支障をきたし仲卸組合が猛反発し中止になる。石原慎太郎都知事の意向により移転が決定、その候補地が鈴木都知事が推進した湾岸埋め立て地域の豊洲となる。
豊洲の土地調査では基準を大幅に上回るベンゼンや重金属による汚染が発覚し、大問題となっている。最近の汚染除去実験の結果、それらの汚染除去は化学的に可能であることが実証され、後は費用の問題となる。

築地市場の門の外側にある店舗(単なる商店街)を「場外市場」と場内と区別しているが場外の人間は一所懸命「築地市場」と同一のイメージ構築に躍起になっている。

外国人観光客や日本人観光客のマナーの悪さなどから2008年12月15日からマグロの競り見学が中止されていたが、2009年1月19日から再開することを都が決定。(以後毎年実施)禁止されているはずの営利目的のツアーコンダクターが連れてくる数百人の外国人観光客によって、競り場からのマグロの搬出が妨害され、都では市場外退去命令を発しトラブルが絶えない。2010年5月よりマグロせり場の見学は人数制限が課せられ、正門で許可証を受け取らないと競り場の見学は出来ない。

競り場を見学できる市場は世界でも稀な為、見学者数も多く、その多さから市場運営に重大な支障を来しマナーも悪いと言う事で、買参人からは見学禁止を求める声が強く上がっている。

尚、東京都及び築地市場では平成20年度より観光目的の入場を禁止している。(自主見学に関しては自粛を要請)また自主見学も5人以下の小集団でないと、施設管理権・利用権利に基づき解散命令が下される。(この命令は施設管理権・施設利用権に基づくため、都の巡視や警備員だけでなく、施設使用者である卸売業者等にも与えられている正当な執行権である)

昨今老朽化が激しく、2009年11月には水産仲卸の第5大通りと第6大通りの間、2000番〜5000番の辺りで、腐食した鉄骨が落下、幸い怪我人は出なかったが一歩間違えば大惨事となる事件であった。また2010年7月には青果部新館卸売場で老朽化したレンガの崩落事故が発生、従業員一名が頭部に軽傷を負う。
鉄道時代の物流に対応した設計の為、場内及び周辺道路はトラックの大渋滞により魚に付着する排気ガスの問題や、場内だけで年間500件近い交通事故が発生し大勢の重軽傷者を出してしまっている。(見学者も事故に巻き込まれる)場外も交通事故多発地域で、常に白バイが巡回しているため、築地警察署のドル箱路線とも言える。

場内・場外の飲食店に大勢の観光客が海鮮丼を食べにくるが、その多くの店では2年前の冷凍マグロ、養殖鮭、人造イクラ、ボストン産の大味なウニを業務用酢飯(中央炊飯)に乗っけて数千円もボッタくる為、利益率は極端に高くその利権保護のためを移転反対運動が過熱している。新聞各紙では移転反対が主流だが、築地市場内の投票では、ほぼ50対50のイーブンだった。

ちなみに場内の警備員や都の巡視員に「美味しいお店はどこですか?」と聞くと「どこもおいしいですよ」としか答えてくれない。これは立場上特定の店舗の利益誘導が出来ない為である。しかし場内で働いている人に聞くと「銀座に行った方が同じ値段で美味しいよ」と答えてくれます。

場内の駐車スペースは全て登録制の為、許可のない自動車の立ち入りは固く禁止されている。特にタクシーが入場すると全場内に放送が流れ即退去を命ぜられる。許可のない迷惑駐車に対しては最悪ホイールにチェーンが巻かれ、施設内道路の為、道交法が適用されず罰金はかなり高額となる。場内の交通事故は、場長が発行する事故証明がないと保険が効かないが、タクシーや一般乗用車等禁止されている車両に関しては、事故証明が発行されない可能性がある為、絶対に車で来場してはいけない。

場外の駐車場は、原則買参人の為のものなので場外市場へ来る一般の人は電車での来場が好ましい。

築地市場駅 東京都交通局(大江戸線)

東京都中央区築地にある、都営地下鉄の駅。→ 築地市場駅

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