(2024/5/8) 『日本怪異妖怪事典 近畿』 御田鍬、木下昌美(著)、朝里樹(監修) 笠間書院 2022/5/26 <一目連(いちもくれん)> ・三重県桑名市の多度(たど)大社別宮の一目連神社に祀られているもので、暴風雨の際に大きな音とともに現れ、これを制するという。片目の龍とも言われ、『勢陽五鈴遺響』などでは天目一筒神(あまのひとつのかみ)と同一視される。 『多度町史 民俗』によると、海で時化(しけ)にあった時に祈ると、ドーンと大きな音がして白馬に乗った一目連が現れ、助けてくれるという。また日清・日露戦争の際、大きな音を残し、白馬に乗って戦場に行くことがあったとされる。多度大社にある白い…