病理診断の1つ。外科手術や内視鏡手術時に行われる診断である。腫瘍が良性か悪性かなどを判断したり、転移や病変部の取り残しがないかになどついて調べる。
以前このブログでは私が卵巣がん疑いの診断を受けた時の状況についてお話ししたことがありますが， → 告知時の心情について 今回と次回の記事では開腹手術中に行われた迅速病理診断の結果及びそれを知った経緯について記載したいと思います。 診断結果 術中迅速病理診断の結果，右卵巣腫瘍は悪性であり，ステージは Ⅰ C 期に当たるとのことでした。 後に出た確定診断（手術から約２週間後の外来診察時に結果を聞きました）ではより詳しいステージやグレードが判明していますが，術後の時点で伝えられたのは ・ Ⅰ C 期に該当すること ・ 癒着があったため腸の一部を切除したこと の２点のみで， 今後抗がん剤治療を実施する…
「どの範囲での摘出を希望しますか」と突然聞かれても . . 困ってしまいますよね。 私の場合告知時の年齢が３７歳ということで ” 適齢期は過ぎているけれど出産自体は可能な年齢 ” に当たるのかなと思いますが，個人的に昔から子供を産みたいという希望があまり強くなかったこともあり，妊孕性という観点に限って言えば子宮等を摘出することに対してそれ程抵抗がありませんでした。 とはいえ両方の卵巣を取ってしまえば当然，女性ホルモンの分泌にも大きな影響が出ることは理解していたわけで . . それが今後の健康状態にどの程度影響するのかといった部分がはっきりと予測できず，一番悩ましい点でもありました（その場で先生…
医師からの説明 今回の手術でどういった処置を行うことになるのか，先生から説明を受けました。 具体的には . . 悪性疑いの右卵巣に関しては開腹手術にて必ず摘出し術中迅速病理診断を実施 → そこで悪性と判断された場合には子宮及び両側付属器（卵巣・卵管）等も全て摘出する必要があるとのこと。 一方良性の場合には子宮や健側卵巣を残す選択肢もあるため，その場合どの範囲での摘出を希望するのか入院当日までに考えておいてほしいとのことでした。
