読書の様態などの歴史。図書の受容史。読み方、使い方の実態史や規範の歴史など。 読書時の椅子や机の使い方。ページのめくり方。巻子本ならそのスクロールの仕方。本の入手法(購入、貸借)。読書の場所(自宅、列車内、教室、歩きながら、床屋、風呂屋、立ち読み)。読まずに使う(枕、陽射しよけ、全集・百科などを顕示的に並べる)使い方。廃棄法(ちり紙交換、古本屋への持ち込み)など図書の受容における全局面の史的変遷。国、地域、時代による違い。
前回: shifumin.hatenadiary.com 2024年4月19日-22日のAmazonスマイルセール(2024/04)で買ったものを貼る日記。 総額24,000円。物が7,000円、Kindle本が3,000円、定期おトク便が14,000円(金額は全ておおよそ)。 今回はスマイルセール。スマイルとは。GWはGWセールと銘打つから何となくスマイルセールなのだろうか。 買ったもの 物は、inゼリー 完全栄養、アレジオン、レノアクエン酸in、デュアナチチュラ ルテインを買った。 inゼリーが完全栄養食に参戦していたのでとりあえず買ってみた。味はカラメルプリンしかなくて不穏。まだ食べてい…
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721312-6 はじめに 良い本ではあるが、欠点もある 読んだ直後の感想文と疑問 社会学者・牧野智和を援用して語られる「ノイズ」という概念ー労働の問題なのか?ー 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』のおかしなところ 六章以前と七章以降との断絶 おわりにー参考図書を紹介するー はじめに 良い本ではあるが、欠点もある 今回紹介するのはいまをときめく書評家、三宅香帆氏の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』です。 (function(b,c,f,g,a,d,e…
はじめに ※本編以外の部分はイベ終了後に書いています。 スレイザスパイアばっかやってて流石に反省・・・ って訳で本を読むことにした。 なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書) 作者:三宅香帆 集英社 Amazon ↑これっすね。 お~なんか分かる! というか自分だけじゃないのかこの感覚は! 序章の説明で仕事に忙殺されて読書だけでなく 映画鑑賞やら音楽やら 色んな趣味、文化的な諸々を楽しめなくなって~ とか書かれてて、 「え?どうしてどうして?」 ・・・と思って一章に進んだら 近代日本の労働史と読書史で 割とガチガチした内容で草。 いや、普通に面白い内容ではあるんすけど、 タイトルで…
発売前からちょっと気になっていた本。早速読んでみた。三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』。 いや、そりゃ、働いていると本を読む時間なんてなくなるでしょ――では終わらない。本書は近代日本の読書史と労働史からその「謎」に迫っていく。 序章で引用されるのは、映画「花束みたいな恋をした」。社会人となった主人公が徐々に本や漫画を読めなくなり、虚無の表情でパズドラをする。長時間労働に追われる中で、「パズドラ」はできても「読書」はできない。その理由を分析するため、本書はその時々のベストセラーを紹介しながら、近現代日本の読書と労働の歴史を俯瞰していく。 時々差し挟まれる著者の分析が興味を引く。「読…
著者:小林 昌樹[こばやし・まさき](1967-) 司書。レファレンス論、図書館史、近代出版史、読書史。 件名:情報活動(インターネット) 件名:レファレンスワーク NDLC:UA21 NDC:002.7 総記 >> 知識.学問.学術 >> 研究法.調査法 NDC:007.58 総記 >> 情報科学 >> ドキュメンテーション.情報管理 >> 情報検索.機械検索 備考:メールマガジンでの連載を書籍化したもの。https://www.libro-koseisha.co.jp/webcolumn_category/mail-reference-tips/ 調べる技術――国会図書館秘伝のレファレンス…
私の読書遍歴を振り返ります。すごく雑です。いちいち内容や感想を書くと長くなってしまうので、タイトルばかりを並べました。近いうちに「大学時代に読んでよかった本」として、もう少し丁寧な記事を書くので、興味のある人はそちらもご覧ください。 幼稚園まではほとんど記憶がありません。絵本は「だるまちゃん」シリーズを好んでいたそうです。 小学生の頃は「京大生の典型的な過去」みたいな読書をしていました。クラスメイトのなかでは読書している方だが、読書家というほどではない。低学年のうちから図書館にこもって青い鳥文庫を読み漁り、一通り読破したら芥川龍之介なんかに手を出してみる、というような早熟な小学生がたまにいます…
カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス) デイヴィッド・サダヴァ 318p ISBN:4062576724 シラバス論:大学の時代と時間、あるいは〈知識〉の死と再生について 芦田宏直 560p ISBN:4794971621 アメリカ労務管理論史 岩出 博 310p ISBN:4914906929 日本的雇用システムをつくる 1945-1995 梅崎 修 560p ISBN:4130461389 The Art of Judgment A Study of Policy Making Geoffrey Vickers 232p ISBN:0803973…
伊丹十三の本 「考える人」編集部 245p ISBN:410474901X ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集 伊丹 十三 296p ISBN:4908155062 人を動かす 完全版 D・カーネギー 352p ISBN:4105066536 新インナーゲーム (インナーシリーズ) W.T.ガルウェイ 288p ISBN:4817202106 夜と霧 新版 ヴィクトール・E・フランクル 184p ISBN:4622039702 フランクルを学ぶ人のために 山田 邦男 358p ISBN:4790709302 SELFISH(セルフィッシュ) (単行本) トマス・J・レナード 531p IS…
7月11日に発売された『昭和40年男』2023年8月号に新井素子さんのインタビューが掲載されました。 この号の特集は「俺たちの読書史 活字をめぐる冒険」。想定読者である「昭和40年男(1965年生まれ)」が幼少期から思春期に読んだ本・雑誌や、当時の読書文化にスポットライトを当てています。 第二章「子供の頃に読んだ本」の中ではSF小説も取り上げられ、その流れでインタビュー「SF界に新風を吹き込んだ才媛 新井素子」(取材・文・構成:福積幸一/撮影:吉岡希鼓斗)が掲載されています。 端書にはこのように書いてあります。 1977年、未知の可能性を宿した高校生作家・新井素子の登場はSFファンだけでなく、…
「昭和40年男2023年8月号特集俺たちの読書史‐活字をめぐる冒険」を買ってきたので感想を書きながら内容を紹介したいと思います。 昭和40年男 2023年8月号 Vol.80 ヘリテージ Amazon 第1特集は「俺たちの読書史」です。 自他共に認める活字中毒である私にとって嬉しい特集であります。 「俺たちの10冊+1冊」・・・読んだのは「ノックの音が」「虚構船団」「ライ麦畑でつかまえて」ですね、あんまりベストセラーは読まない人なので。 「昭和読書グラフィティ」・・・自分の読書体験は普通の人と違うので微妙に感じが違います。 「『科学』と『学習』」・・・「科学」を買ってました、付録が楽しみでした…
・『昭和40年男』8月号を購入しました。 特集「俺たちの読書史 活字をめぐる冒険」で 新井素子さんのインタビュー 「SF界に新風を吹き込んだ才媛 新井素子」がカラー4ページで掲載されています。
現代中国文学小屋残雪翻訳および紹介のパイオニアである近藤直子氏が、生前に運営していたサイトだけど、いまも多くの記事をWayback Machineで見ることができる。残雪の小説以外の文章には初めて触れたが、これは、「小説家による批評」などという言葉で要約しうるものをはるかに超えている。ボルヘス、カルヴィーノといった固有名詞にかならずしも意識を向ける必要もないと思う。深く思考することを厭わない人のための、肉の凄惨さえ感じさせる根源的な散文だ。 精神の階層は今、これまでのいかなる時代よりも明晰な形で突出している。これは一方では自然科学の飛躍的発展のおかげであり、他方では人類の精神自体への深い探索と…