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鴆毒

一般

鴆毒

ちんどく

古代中国にいた「鴆」〔チン〕という鳥の毒。主に羽を酒に浸して「鴆酒」〔チンシュ〕を作り、殺したい相手に飲ませたが、他にも肉も毒だった。異体字に「酖」があり、「酖毒」とも書くし、「酖殺」ともいう。ただし「酖々」であれば意味はガラリッと変わり、「酒に酔って娯しむさま」を指す。659年の『新修本草』では本草の正条品から除外されたので、5〜6世紀に絶滅した種かと想われる。(それ以前には夥しい記述が見留められ、古代中国の毒殺の定番でさえあったので。)

しかし1990年シカゴ大のジョン・デンバチャーによって、同じように毒を有するモズが、ニューギニアの森の中で見つかった。(「ズグロモリモズ」。)

また、中国の桃園県桃園市の文山国民小学校では「珠頸斑鴆」というハトのような鳥を飼っている。

http://163.30.18.2/t018/school/school.htm

他がミツバチテントウムシ、トンボにコガネムシモンシロチョウなどなので、おそらく近所で採れた小動物を観察がてらそのまま飼っているだけで、よってまさか“毒鳥”などである筈はないのだが、仮にも「鴆」種であるゆえ、一見に若くはない。(こちらであるなら、古代中国の絵にかなり近い!)